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ニクソン・ショックとはアメリカ合衆国大統領リチャード・ニクソン政権が発表した、既存の世界秩序を変革する2つの大きな方針転換である。
ニクション・ショックのうち第1は1971年7月15日に発表されたニクソン大統領の中華人民共和国への訪問を予告する宣言から実際に北京を訪問するまでの一連の外交のことをいい、第2は1971年8月15日に発表されたドルと金との交換停止を宣言し、ブレトン・ウッズ体制の終了と変動為替相場制の開始を告げた声明のことである。
一般的には、ニクソン・ショックといえば第2のことを意味する。
当時、景気の過熱により経常収支が悪化するアメリカは、やがて固定レートを変更しドルを切り下げるであろうと予測されていた。
このため経常黒字国であった日本の円やドイツのマルクに対して投機が殺到するようになり、日本やドイツの経済も過熱気味になることになった。
ドイツは第二次世界大戦前にハイパーインフレーションで経済を疲弊させた苦い記憶があり、インフレーションを未然に防ごうとしていた。
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